ベトナムの世界遺産
現在ベトナムでは9つ登録されているユネスコの世界遺産。長い王朝の歴史や文化、宗教、そしてベトナムで一番の魅力ともいえる自然など大陸国を感じるベトナムのユニークな世界遺産をご紹介いたします。
現在ベトナムでは9つ登録されているユネスコの世界遺産。長い王朝の歴史や文化、宗教、そしてベトナムで一番の魅力ともいえる自然など大陸国を感じるベトナムのユニークな世界遺産をご紹介いたします。
登録年:1993年
登録基準:(iv) 文化遺産
位置:中部フエ省
ベトナム最初の世界遺産は中部のフエの建造物群。グエン朝の時代にハノイから遷都した王宮都市には美しい城塞建築や寺院、歴代の皇帝の陵墓が点在し他都市とは少し雰囲気の違う気品のある街もフエの魅力の一つ。ダナンから日帰りツアーに参加できますが美しい街や各観光地、宮廷料理や独特のグルメなど隅々まで楽しみたい場合は絶対フエ宿泊がオススメ。近年はダナンとフエ間を結ぶ観光列車も車窓の美しさなどから観光体験として人気を博します。
登録年:1994年
登録基準:(vii), (viii) 自然遺産
位置:クアンニン省/ハイフォン市
ベトナムを代表する世界遺産であるハロン湾。海に浮かぶ数千の奇岩は龍が宝石を吐いたものが奇岩になったという伝説が残されています。そんな島々を探検する人気のハロン湾クルーズは毎日ハノイから多くのツアーが出ています。さらにキャビン付きの船で一夜を過ごす宿泊クルーズも人気の選択肢。2023年にはお隣のランハ湾も追加登録され穴場の観光地としてオススメです。
登録年:1999年
登録基準:(ii), (v) 文化遺産
位置:クアンナム省
美しい黄色の壁や煌びやかなランタンが多くの観光客を魅了するホイアン。かつて世界を結ぶ一大交易拠点として栄え日本とも文化交流があったことから日本橋などの観光地も有名スポット。その後トゥボン川の土砂などで港が浅くなるなどの問題で交易機能がダナンなどに移されたこともあり戦火を逃れたホイアン。旧市街として街全体が保護され世界遺産に登録されています。
登録年:1999年
登録基準:(ii), (iii) 文化遺産
位置:クアンナム省
海沿いダナンやホイアンから山を登っていき美しい緑の中に佇むミーソンはかつてベトナム中部で隆盛を誇ったチャンパー王国のヒンドゥー教信仰の聖地。一時は放棄され忘れ去られていた美しいレンガ造りの遺跡は接着剤を使わない建築技法など謎がまだ多く残ります。ダナンやホイアンからツアーが毎日出ているほか車をチャーターして観光を楽しむことができます。
登録年:2003年
登録基準:(viii), (ix), (x) 自然遺産
位置:クアンビン省
単一の洞窟としては世界最大のソンドン洞窟をはじめいくつもの壮大な鍾乳洞を楽しめるフォンニャケバン国立公園。同じく洞窟が楽しめるハロン湾などと比べてもその迫力とスケールは群を抜いています。中部のフエから早朝発の日帰りツアーに参加することも可能ですが距離があるのも難点。クアンビンの市街やフォンニャの小さな町にもホテルが整えられそこに泊まってアクセスするのもいいかもしれません。
登録年:2010年
登録基準:(ii), (iii), (vi) 文化遺産
位置:ハノイ市
首都ハノイの中心にあるタンロン遺跡はベトナムの歴史において歴代の王朝が城や王宮を構えた歴史の中心地。現在地上に見られる城跡は黎朝やグエン朝時代に建設されたものが修復されていますが、それより前の時代の遺物も地中に眠り現在でも発掘調査が進められています。ハノイ中心から簡単に観光アクセスできますが歴史を知るにはガイド付きツアーに参加するのもオススメ。
登録年:2011年
登録基準:(ii), (iv) 文化遺産
位置情報:タインホア省
1400年からわずか7年しか存続しなかった胡朝の城跡。その巨大な石造りの城門が世界遺産に登録されています。城門内は何も残らず田んぼ、周りものどかな田舎ですがその建築技術やこの時代の政治改革、風水を取り入れた思想など短期間でアジアの歴史のターニングポイントとなった時期でもありました。おそらくベトナムでもっとも穴場で知られざる世界遺産。ツアーはほとんどありませんがハノイから日帰りでアクセス可能です。
登録年:2014年
登録基準:(v), (vii), (viii) 複合遺産
位置情報:ニンビン省
ハロン湾に次ぐベトナム北部の有名世界遺産であるチャンアンは文化と自然両方の価値が認められた東南アジア初の複合遺産でもあります。陸のハロンともいわれる奇岩のカルスト地形と美しい緑を楽しむリバークルーズが人気。歴史の観点からはこのエリアのいくつもの洞窟から先史時代の人類の痕跡が発見されているほか、10世紀にベトナムが独立した際に最初に首都がおかれたホアルーも人気の観光地。ハノイから日帰りや宿泊で様々なアクティビティをお楽しみいただけます。
登録年:2025年
登録基準:(iii), (v), (vi)
位置情報:クアンニン省その他
イェントゥは13世紀の陳朝の時代に起こったベトナム独自の仏教・チュックラム仏教の聖地。仏教国のベトナムにおいてチュックラム仏教の誕生が歴史を大きく動かしました。複数の都市にまたがる寺院や巡礼道など仏教関連遺産を一つのテーマとしてまとめた世界遺産です。ツアーは少ないもののハノイから日帰りでイェントゥ山を訪れることができます。